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銀 盤 生 活


ハードな生き方

1.悪魔のささやき

以前、私の知人にステレオを聞きに来ないかと誘われたことがある。その知人の場合、BGMを聞くためにステレオを買っているのではなく、本格的に音楽を聞くために買っているのだ。行ってみると、大人の体がすっぽり入るぐらいの大きさのスピーカーが二台(一組)とCDプレーヤーが一台、DAコンバーターが一台、それから、アンプが1台置いてあった。DAコンバーターというのは、デジタル信号をアナログ信号に変換する機械で、普通は、CDプレーヤーに内蔵されているのだが、この知人の場合、もっといいものがほしいと言うことで、別に買ったのだ。

ステレオというと、CDプレーヤーの他にテープ・デッキだの、MDプレーヤーだの、イコライザーだの、ごちゃごちゃついているシステムを使っている人が一般の人には多いのだが、この知人の場合、要するにCDプレーヤーだけである。しかし、値段が違う。DAコンバーターとあわせて、CDプレーヤーのユニットだけで60万円、スピーカーが400万円、アンプが50万円だ。

音楽を聞くなら、良い音で聞かないと意味がない。よほど好きなら、どんな音でも楽しく聞けるのだろうが、やはり音がよいと感動が違う。しかし、良い音を追求するとなると、とんでもなくお金がかかってしまう。不況のさなかに、これはとりわけ厳しい。(^ ^;;;

そこで、重要なところにお金をど〜んとかけて、よい音を聞く上で必要のないものは、一切買わないのだ。

ところで、多くのオーディオ・マニアの場合、そうして高価な機器をそろえると、今度は、それを2〜3年ごとに買い換えるようだが、これはかなりお金を使い込む結果となる。私の知人の場合も借金だらけの状況だ。(^ ^;

私はどうしているかというと、一度買ったら、壊れるまで、いや、壊れても、修理して、いつまでも使う方針でやっている。どこがいいかと言うと、こうすると、それほどお金がかからないと言うことに尽きるが、そもそも最初に高級品を買っていると、新製品を買っても、大して差がないからだ。とりわけ、その新製品が安いものだと、全然意味がない。やはり高級品は、古くても、よいのだ。

しかし、買うタイミングが重要だ。新規格が出た場合、まだ普及していない時に買うと、ずいぶん割高になってしまう。かなり普及し、技術的に成熟した段階でよいものを買うのが最良の策だと思う。そして、修理が不可能になるまで、直しながら使い続けるのだ。

メーカーにとっては、悪夢のような話かもしれない(笑)。

私は、どちらかというと、オーディオよりも、オーディオ・ビジュアルの方に著しく傾いているのだが、普通の人がお金をかけないもので、私が大金をつぎ込んでいるのは、接続ケーブルだ。赤白の線とかスピーカー・ケーブルである。大体、一本1万円前後のものを使用している。接続ケーブルに高級品を使うと音が断然良くなるので、やったことのない人は、ぜひやってみるといいだろう。電線病に感染すること間違いなしである。しかも滅多に壊れないので、都合がよい。上記の知人の場合、一本15万円のものを使っていた。(^ ^;

知らなければ、知らない方がよい世界とも言える(笑)。

2002年1月2日


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